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ケミカルアンカー基礎工事
 
KB−60 タワーベース(クリエートデザイン製)
一辺60cm、KT-Cシリーズ用。フランジにはφ12のアンカーボルト固定用の穴が各4個所開いている。他にも一辺100cm、KT-Rシリーズ用のタワーベースも用意されている。
アンカーボルト
左が24mm、右が16mm径のアンカーボルト。(右端はサイズ比較用に置かれた車のキー) フランジの穴径に合わせたボルトを用いる、今回はフランジを加工して16mmのボルトを使用。(トップのダブルナットは回転させながら打ち込む時のヘッドとして使用) 引張耐力は12mmの物でも45平方cmの付着面積に対して4トン以上ある。
ドリル
タワーベースや補強金具(特注)の位置合わせをしながらアンカーボルト用の孔を掘る。
ケミカルアンカー用アンプル
このケミカル材によりコンクリートとボルトの接着が保たれる。 ボルト径によりアンプルのサイズは異なる。ボルトより先に孔に入れ、ボルトの圧入によりアンプルが割れ、ケミカル材がボルトの周囲に行き渡る。
アンテナベースの仮置き
ケミカルアンカー施工前にアンテナベースを置いた状態。この例では最初のアンテナ基礎を施工後に、駐車場として化粧コンクリートを打ったため、 周辺のコンクリートを剥がしている。一体化した基礎が見えている場合にはその上に直接ベースを置くことも可能。
アンカーボルトの挿入
ケミカルアンプルを孔に入れ、その上からアンカーボルトを低回転で一気にねじ込む。ボルトとコンクリート間に攪拌されたケミカル材の固まる時間は早く、 回転を止めるタイミングは熟練した技術を要する。必要以上に回転を続けると接着強度が落ちてしまう。
タワーベースの高さ調整
フランジの上下をナットで挟み、タワーが垂直になるようにおおまかな調整を行っておく。
タワーの垂直出し
タワーの一段目を取り付けたらアンテナベースのナットを調整して垂直出しを行う。ビニールパイプに水を通した連通管を使用。
タワー、一段目の設置完
ここまで済めば後は通常の作業と同じ。
   
仕上げ
最後にコンクリートを充填して仕上げ。コンクリート基礎埋め込み工事と見分けは付かない。