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ウインチドラム廻りのグリスアップ及び点検
ウインチドラムの上下に平行に設置されたボルトはワイヤーの巻き取りを
スムーズにさせる為重要な働きをしています ボルトのネジ山には充分に
グリスを塗付して下さい及びウインチサイドにある連結歯車にもグリスを
塗付して下さいその際歯車同士がずれていないかを確認して下さい。 |
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メインプーリーの確認
タワー本体には複数のプーリーが使用されています硬質アルミ製ですが何かの理由で負荷が掛かった時一番重要なワイヤーにダメイジを与えず
プーリー側が先に削れる設計に成っておりより安全を維持致しております。しかしながら万が一問題が発生した時そのプーリーを発見し対処が
必要ですそこでのポイントはFDX-472Jでは一個他の機種には複数あるプーリーですがタワーセクションの下から二番目すなわちタワー全体を
押し上げる働きをしているプーリーですワイヤーがプーリーの溝に収まっているかプーリーの左右の縁のどちらかが極端に削られて幅が片側と
比べ狭くはないか確認して下さい。確認後プーリーと鉄板の隙間にグリスを詰める用に塗付して下さい。
その際CRC等のスプレイは避けて下さい。プーリー内部のベヤリングのグリスが流れ落ちるおそれがあります。同等のチェックを各プーリーで行えば完璧です。 |
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巻き下げワイヤーの張り具合の点検
巻き下げワイヤーには大きな負担は掛かりませんが大風のさいより安全に安定しながらタワーを降下させる働きをしています極端にワイヤーが垂みますと
巻き取りドラムに乱巻きとなり問題が生じます張り具合としてはワイヤーを手で押して約5cm位の垂みが良いと思います極端にワイヤーの垂みが有る場合
は適度に張る必要が有ります。 |
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駆動チェーンのメンテナンス及び点検(1)
日立モーター下部に有るウォームギアーとウインチドラムを連結している重要なチェーンです。
鉄網のカバーで保護されていますのでメンテナンスを怠る事が多いポイントですので注意をお願い致します。
まずカバーを外しますが取り付けナットを二カ所ゆるめるだけでメンテナンスが容易に出来ます。 |
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駆動チェーンのメンテナンス及び点検(2)
ウインチドラムの上下に平行に設置されたボルトはワイヤーの巻き取りを
スムーズにさせる為重要な働きをしています ボルトのネジ山には充分に
グリスを塗付して下さい及びウインチサイドにある連結歯車にもグリスを
塗付して下さいその際歯車同士がずれていないかを確認して下さい |
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駆動チェーンのメンテナンス及び点検(3)
ピンはかなり小さく見つけるのが容易では有りませんが重要なピンですので注意して探して下さい。
割りピンですので刺したピンを開き抜け落ちない状態が正常です万が一ピンの破損等が有りましたら交換が必要です。
またチェーンを連結している歯車がほぼ上下が一直線に設置されているか確認して下さい。
その後チェーンに充分グリスを塗付してカバーを元の位置に固定して下さい。 |
作業上の注意
高所作業は必ず専門職の方に依頼して下さい。
メンテナンス作業のさい必ず電源は切りタワーの内部には手足頭等絶対に入れないで下さい。
周囲には子供等関係者以外は入れないで下さい。 |




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HDX589J HDX5106J 引き下げワイヤー垂み調整 対象ユーザー:HDX-5106J,HDX-589J
はじめに
弊社クランクアップタワー電動タイプには安全降下を維持する為引き下げワイヤーが装備されております。納品時におきましてワイヤーの張りを調整し
出荷致しておりますがHDX589J及びHDX5106Jに於きましては数ヶ月後に引き下げワイヤーの張り具合のチェックをしていただきます。
ポイント
そのチェックの目安と致しましては、タワーの最長時のおきましてウインチドラムに巻かれている引き下げワイヤーの垂み具合を見ていただきます。
その際ウインチドラムに巻かれているワイヤーが緩いと降下動作が始まりワイヤーがウインチドラムに密に巻かれず時にはワイヤが重なり巻かれてしまう事
が有りますの適度の張りが無ければいけませんその時のメンテナンス作業の手順と道具を紹介致します。
だだし作業操作するワイヤーは巻き上げ用で無く重量の全く掛からない引き下げワイヤーですが作業者は専門職もしくは慣れた方が作業する事をお進め致します。
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<作業に必要な道具>
左から19スパナ、プライヤー、ワイヤーカッター、シメラー キトー(ワイヤーをつまみ引っ張る)これだけの道具で行えます。
弊社ではユーザーの希望者の方には宅急便にて無料貸し出し致します(送料別)。
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タワーを最長時まで巻き上げ、引き下げワイヤーの末端固定ボルトが手前の位置に有り、 作業性の良い位置でウインチドラムを停止して下さい。
作業中はメイン電源を必ずOFFにして下さい。
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シメイラーのチェーン側をガイドプーリーの裏側のCチャンネルに巻いて固定します。
その際チェンは伸び出た状態にします。
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キトーをにワイヤーを挟みシャックルにシメラーの反対側を接続致します。
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シメラーのラジエットを使いワイヤーを張ります。張りの感じは余り強く無く、弱くなくですがタワーの中心に立ち上がっているワイヤーを手で軽く押して、約5cmほど押せれる位の感じです。
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ワイヤーを張りますとドラムに巻かれているワイヤーが緩みます。
軍手等をしてワイヤーをウインチドラムの左側へ密に巻いていきます。
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ワイヤーの末端を固定しているボルトをスパナを使い緩めワイヤーの端をプライヤーで挟み引きます。
そしてスパナを使いボルトを締めワイヤーを固定致します。
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引き出した余ったワイヤーはワイヤーカッターにて切断致します。その際なるべくボルトの近くで切断して下さい。
尚ワイヤー切断にはサンダーも使用できます。簡単に切れますが充分注意して切断作業を行って下さい。
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全ての道具を撤去して再度モーターウインチ廻りを再確認して下さい。そして引き下げワイヤーの調整完了です。
ドラムの左側に巻かれているワイヤーが緩んで右側に移動しなければ適度な張り方です。
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