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保守工事のお勧めと保守工事用パーツのご紹介と販売をいたします。









FT-M/1 保守工事用パーツ 


高質潤滑オイル・オイル挿し・高質グリス(USA製)
ワイヤーブラシ・ジンクススプレー
価格 \5,700円(税抜・送料込み)ヤマト便代引

弊社クランクアップ・タワーをご利用の方が1年に2度程度の
保守作業を怠ることなく継続して作業いただくことで半永久
的にご利用頂けます。
保守作業は中断することなくお続けください。

パーツリスト
(1)ジンクスプレー : 1本
(2)高質潤滑オイル : 1本
(3)オイル挿し : 1個
(4)高質グリス(USA製) : 1パック
(5)ワイヤーブラシ : 1本
<使用方法>
(1)ジンクススプレー
鉄塔本体のサビ及びキズ等に亜鉛メッキを補充します、サビをワイヤーブラシ等で  落とし布で清掃後、スプレー缶をよく振り完全に内容液が混ざり合うまで行ってください。  散布する事により部分的な化学変化により亜鉛メッキが施されます。

(2)高質循環オイル
 オイル挿しにオイルを移し、電動ドラム及び鉄塔本体に装置されているワイヤーに  オイルを塗ります。鉄塔内側のワイヤーは手が入りませんので、あらかじめ鉄塔を  最下位までクランクダウンさせ、必ずFDC-78Sの電源SWをOFFにしてタワーの上部に  登り、オイル挿しによりワイヤーにオイルを垂らします。オイルは雨だれのようにワイヤーに  沿って鉄塔下部に向かって流れます。その際、あらかじめ新聞紙等を基礎部のコンクリート  の上に敷き、養生しておけば流れ落ちたオイルの処理が容易です。

(4)高質グリス
 USA製のグリスは耐久性に優れ、雨等にさらされても劣化しにくいグリスです。  メンテナンス部分はモータードライブ正面のワイヤーガイドの上下のボルトのネジヤマに  十分塗って下さい。正面左側のウォームギアの駆動チェーンにはカバーを取り外し  まんべんなくクリスを追加してください。  なお、タワーのスライドする接触部には、構造をよく確認し、無駄のないようにグリスを  追加してください。
 各プーリー部分はプーリーを挟む鉄板部分のすき間にグリスを塗ることをお薦めします。
 注意:CRC等の潤滑油はプーリー内部のベアリングのグリスが流れ出る可能性が  ありますので、この箇所には適しません。









ウインチドラム廻りのグリスアップ及び点検 
ウインチドラムの上下に平行に設置されたボルトはワイヤーの巻き取りを
スムーズにさせる為重要な働きをしています ボルトのネジ山には充分に
グリスを塗付して下さい及びウインチサイドにある連結歯車にもグリスを
塗付して下さいその際歯車同士がずれていないかを確認して下さい。
メインプーリーの確認
タワー本体には複数のプーリーが使用されています硬質アルミ製ですが何かの理由で負荷が掛かった時一番重要なワイヤーにダメイジを与えず プーリー側が先に削れる設計に成っておりより安全を維持致しております。しかしながら万が一問題が発生した時そのプーリーを発見し対処が 必要ですそこでのポイントはFDX-472Jでは一個他の機種には複数あるプーリーですがタワーセクションの下から二番目すなわちタワー全体を 押し上げる働きをしているプーリーですワイヤーがプーリーの溝に収まっているかプーリーの左右の縁のどちらかが極端に削られて幅が片側と 比べ狭くはないか確認して下さい。確認後プーリーと鉄板の隙間にグリスを詰める用に塗付して下さい。 その際CRC等のスプレイは避けて下さい。プーリー内部のベヤリングのグリスが流れ落ちるおそれがあります。同等のチェックを各プーリーで行えば完璧です。
巻き下げワイヤーの張り具合の点検
巻き下げワイヤーには大きな負担は掛かりませんが大風のさいより安全に安定しながらタワーを降下させる働きをしています極端にワイヤーが垂みますと 巻き取りドラムに乱巻きとなり問題が生じます張り具合としてはワイヤーを手で押して約5cm位の垂みが良いと思います極端にワイヤーの垂みが有る場合 は適度に張る必要が有ります。
駆動チェーンのメンテナンス及び点検(1)
日立モーター下部に有るウォームギアーとウインチドラムを連結している重要なチェーンです。 鉄網のカバーで保護されていますのでメンテナンスを怠る事が多いポイントですので注意をお願い致します。 まずカバーを外しますが取り付けナットを二カ所ゆるめるだけでメンテナンスが容易に出来ます。
駆動チェーンのメンテナンス及び点検(2)
ウインチドラムの上下に平行に設置されたボルトはワイヤーの巻き取りを
スムーズにさせる為重要な働きをしています ボルトのネジ山には充分に
グリスを塗付して下さい及びウインチサイドにある連結歯車にもグリスを
塗付して下さいその際歯車同士がずれていないかを確認して下さい
駆動チェーンのメンテナンス及び点検(3)
ピンはかなり小さく見つけるのが容易では有りませんが重要なピンですので注意して探して下さい。 割りピンですので刺したピンを開き抜け落ちない状態が正常です万が一ピンの破損等が有りましたら交換が必要です。 またチェーンを連結している歯車がほぼ上下が一直線に設置されているか確認して下さい。 その後チェーンに充分グリスを塗付してカバーを元の位置に固定して下さい。
作業上の注意
高所作業は必ず専門職の方に依頼して下さい。
メンテナンス作業のさい必ず電源は切りタワーの内部には手足頭等絶対に入れないで下さい。
周囲には子供等関係者以外は入れないで下さい。

保守工事のお勧めと保守工事用パーツのご紹介と販売をいたします。










引き下げワイヤー用スプリング養生キャップ
バランス用スプリングは性質上亜鉛メッキを施すには問題が有りペイント仕上げになっております。 タワーの内側ですのでメンテナンスが行き届かなくサビ等の問題が発生致します巻き下げワイヤー用スプリングですので強い張力は掛かりませんがスプレイペイント等養生後キャップをスプリングに被す事により効果がより増しますのでお試し下さい。 FT-M/1メンテナンスキットには含まれます、が本品のみご希望の方には 税抜・送料込 ヤマト便代引き\1.400 にてお届け致します。








HDX589J HDX5106J 引き下げワイヤー垂み調整 対象ユーザー:HDX-5106J,HDX-589J
はじめに
弊社クランクアップタワー電動タイプには安全降下を維持する為引き下げワイヤーが装備されております。納品時におきましてワイヤーの張りを調整し 出荷致しておりますがHDX589J及びHDX5106Jに於きましては数ヶ月後に引き下げワイヤーの張り具合のチェックをしていただきます。
ポイント
そのチェックの目安と致しましては、タワーの最長時のおきましてウインチドラムに巻かれている引き下げワイヤーの垂み具合を見ていただきます。 その際ウインチドラムに巻かれているワイヤーが緩いと降下動作が始まりワイヤーがウインチドラムに密に巻かれず時にはワイヤが重なり巻かれてしまう事 が有りますの適度の張りが無ければいけませんその時のメンテナンス作業の手順と道具を紹介致します。  だだし作業操作するワイヤーは巻き上げ用で無く重量の全く掛からない引き下げワイヤーですが作業者は専門職もしくは慣れた方が作業する事をお進め致します。

<作業に必要な道具>
 左から19スパナ、プライヤー、ワイヤーカッター、シメラー キトー(ワイヤーをつまみ引っ張る)これだけの道具で行えます。
 弊社ではユーザーの希望者の方には宅急便にて無料貸し出し致します(送料別)。


タワーを最長時まで巻き上げ、引き下げワイヤーの末端固定ボルトが手前の位置に有り、
作業性の良い位置でウインチドラムを停止して下さい。
作業中はメイン電源を必ずOFFにして下さい。

シメイラーのチェーン側をガイドプーリーの裏側のCチャンネルに巻いて固定します。
 その際チェンは伸び出た状態にします。

キトーをにワイヤーを挟みシャックルにシメラーの反対側を接続致します。

シメラーのラジエットを使いワイヤーを張ります。張りの感じは余り強く無く、弱くなくですがタワーの中心に立ち上がっているワイヤーを手で軽く押して、約5cmほど押せれる位の感じです。

ワイヤーを張りますとドラムに巻かれているワイヤーが緩みます。
軍手等をしてワイヤーをウインチドラムの左側へ密に巻いていきます。

ワイヤーの末端を固定しているボルトをスパナを使い緩めワイヤーの端をプライヤーで挟み引きます。
そしてスパナを使いボルトを締めワイヤーを固定致します。

引き出した余ったワイヤーはワイヤーカッターにて切断致します。その際なるべくボルトの近くで切断して下さい。
尚ワイヤー切断にはサンダーも使用できます。簡単に切れますが充分注意して切断作業を行って下さい。

全ての道具を撤去して再度モーターウインチ廻りを再確認して下さい。そして引き下げワイヤーの調整完了です。
ドラムの左側に巻かれているワイヤーが緩んで右側に移動しなければ適度な張り方です。